研究課題/領域番号 |
15K00668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
井上 美智子 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (80269919)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 環境教育 / 保育 / ニュージーランド / オーストラリア / 先住民教育 / 生態学的自然観 / 実践 / ビオトープ / 先住民 / 幼児期 / 幼児 |
研究成果の概要 |
本課題では幼児期から生態学的自然観を形成するための実践のあり方を探るため、先住民教育を保育に導入しているニュージーランドとオーストラリアの先進的保育現場を現地調査し、地域との日常的な連携と伝統的文化資源の活用が重要であることを確認した。一方、日本の環境教育実践研究園でビオトープ創生プロジェクトを実施し、ビオトープ造成と育成を通して保育者や子どもが生態学的自然観を見せていく過程を観察した。ビオトープで日本特有の自然に触れあって愛着を感じ、そこにある生態系の要素に気づき、日本が伝統的に価値を認めてきた自然と密接につながる文化と結ぶことで幼児期の持続可能性のための教育につながる可能性が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の環境の現実を直視すると持続可能性のための教育を幼児期から実施することは喫緊の課題である。従来から保育は自然との関わりを重視してきたため、どのように持続可能性のための教育を実践できるのか答えがない。今までに生態学的自然観に焦点を当てた研究は国内外ともなく、本研究は持続可能な社会を形成する際に必要不可欠な生態学的自然観を幼児期から育てるための方策を探り、海外調査と研究協力園での実践を通して具体的な提案をした。この提案を今後、研究協力園での実践に反映させていく予定であり、幼児期の持続可能性のための実践の先行事例、モデル事例として世界に発信していくことが可能である。
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