研究課題/領域番号 |
15K00683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 信州豊南短期大学 (2018) 信州大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
松村 哲也 信州豊南短期大学, その他部局等, 研究員(移行) (20617419)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 林業労働安全 / 高視認性 / 色彩 / 防護服 / カラーデザイン / 森林環境色彩 / 労働安全衛生 / 死傷事故 / 作業用被服 / 林業 / 森林 |
研究成果の概要 |
23都府県にて環境色彩情報を取得した。長野県北部、青森県八甲田山域では、通年の季節変化を捉えた。また、沖縄・鹿児島県島嶼部では、亜熱帯性気候下の環境色彩情報を取得できた。続いて、既存の作業服・装備・機械等の色彩値を収集し、環境色彩情報との色差を求めて比較して効果的なカラーデザインを考察した。林内の変化に対応して被服の色彩を選択したい。複数色の組合せでは、無彩色が主色を際立たせる効果が活用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
林業労働における死傷事故比率は極めて高い。国土・環境の保全、CO2排出量の低減に向けたバイオマスエネルギーの利用促進など林業作業への需要が高まる中で、林業労働の安全性を高め、林業従事者の健康を守ることは大きな社会的意義を持つ。しかしながら、林業従事者をとりまく経済的環境から、高額の費用を要する改善策は支持を得にくい実情にある。本研究で提言する、被服や装備、機械類の外装色彩の工夫によって「目立つ」ことを基本とした安全向上方策は、導入に大きな費用を要しない上に、技術の習得や訓練も必要がない点で優位性が高い。さらに、登山者の遭難対策など森林や山岳地帯で活動する他分野での応用も見込めるものである。
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