研究課題/領域番号 |
15K00767
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
江川 紀美子 日本女子大学, 家政学部, 助教 (90630781)
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研究分担者 |
定行 まり子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (80235308)
小池 孝子 東京家政学院大学, 現代生活学部, 准教授 (50508778)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 保育所 / 集合住宅 / 施設整備 / 活用 / 転用 / 小規模保育事業 / 認可施設 / 認可外施設 / 認可保育施設 / 認可外保育施設 / 複合 / 複合施設 |
研究成果の概要 |
2015年「子ども・子育て支援新制度」により、地域型保育が認可保育事業として認められたことにより、認可外施設から認可保育へ移行した施設が多いものの、保育施設としての建物の基準のハードルが高く、認可に移行したくても移行できていない施設が少なからずある。また、小規模保育施設や認可外の施設は、複合施設や既存施設の転用の割合が高いことが判明した。保育事業を開始するにあたって、大規模な改修工事を要するが、オーナーの許可がないと工事できない箇所も多く、また、保育室として良好な環境が保たれているとは言い難い。都市部において、1面しか窓の設置のできない施設が多いが、有効な換気方法の確保が課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、様々な事業形態の保育施設が増えそこで生活する子どもの年齢や状況も異なるなか、それぞれの保育形態による施設整備の実態を明らかにすることができた。また、都市部における複合施設、他の用途の建物からの転用による保育施設の整備の課題を抽出し、都市部の小規模な保育施設の環境の実態を明らかにでき、その解決の方策を提示した。また、複合施設、他の用途の建物は、ともに住宅や店舗が多いことが判明し、近年問題が顕在化している空き室・空き家を活用して保育施設を整備する可能性を示唆し、保育施設の量的充足と共に、子どもの生活の場としての環境を確保した施設整備のあり方を示した。
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