研究課題/領域番号 |
15K01033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
大塚 一徳 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (70259688)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高齢者 / ワーキングメモリ / モバイル機器 / タッチインタフェース / 認知負荷 / シングルタップ / 共分散構造分析 / モバイル端末 / タッチペン / モバイルラーニング / 個人差 / タッチインターフェース |
研究成果の概要 |
モバイル端末は、高齢者にとって生涯学習のツールとして、また加齢に伴う認知機能の衰えを補償する有効なツールとしての可能性を持ったICT機器である。本研究は、高齢者のワーキングメモリ容量個人差がモバイル端末操作に及ぼす影響について検討し、高齢者用モバイルラーニングシステムの開発と運用において認知負荷を考慮したシステムとするための知見を得ることを目的とした。研究の結果、高齢者のワーキングメモリ容量個人差とワーキングメモリの処理成分がモバイル端末操作に影響を及ぼし、その影響は端末の操作方法(マウス、タッチ、タッチペン)によって異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高齢者がモバイル端末を利用するうえで、ワーキングメモリ容量の個人差と操作装置の間に交互作用があること、ワーキングメモリ容量の個人差によって有効な操作方法は異なることを実証した。シングルタップというもっとも基本的なタッチインタフェースにおいても、その認知負荷がワーキングメモリ容量個人差によって異なるため、今後高齢者用のモバイルシステムをデザインする際にはワーキングメモリ容量個人差を考慮することで、より認知負荷の少ない高齢者用モバイルシステムの開発が可能となることが示唆された。
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