研究課題/領域番号 |
15K01056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
若月 大輔 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (50361887)
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研究分担者 |
内藤 一郎 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (00237182)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 遠隔情報保障 / 聴覚障害 / 手話通訳 / 文字通訳(要約筆記) / ウェブアプリケーション / 音声認識 / クラウドソーシング / タイムライン |
研究成果の概要 |
聴覚障害者の社会参加を支援するために,文字通訳(音声の字幕化)や手話通訳などの情報保障が行われている.近年,ネットワークを利用した遠隔情報保障が検討されてきたが,運用面や専用ネットワークの確保に課題があった.これらの課題解決のために,ウェブブラウザだけで遠隔情報保障を実現できるステムの研究開発を行った. 研究成果として,ウェブブラウザ上で字幕の生成と閲覧ができる遠隔文字通訳システムcaptiOnlineを開発し,普及を進めた.また,利用者同士が得た情報をタイムライン形式で共有して情報保障を実現する方法を検討した.見聞きできる情報だけでなく,その場に相応しい知識も保障する情報保障2.0を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の遠隔情報保障の課題が解決されたことで,聴覚障害者の遠隔情報保障がより身近なものになった.場所的,時間的な制限が緩和され様々な場面での情報保障が可能になった.研究成果をもとに開発した遠隔文字通訳システムcaptiOnlineは,一般的なPCやスマートフォンとインターネット回線のみで利用できる使い勝手の良さから,多くの団体や企業で採用され実用化されている.また,利用者どうしがタイムラインに投稿し合う相補的な情報保障の検討は,新たな情報保障の形式として期待できるものである.
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