研究課題/領域番号 |
15K01168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
泉 岳樹 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (10336513)
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研究協力者 |
渡邊 貴典
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 風力発電 / 領域気象モデル / GIS / アンサンブル |
研究成果の概要 |
本研究では、気象モデルとGISを活用して風況と風力発電量を予測するシステムを構築し、風力発電所の立地の違いによる発電量の予測精度について分析を行った。 その結果、風況予測シミュレーションの精度向上のためには、複数のモデルを利用するマルチモデルアンサンブルより複数の初期値データを用いるアンサンブル手法の方が、効率的であることが分かった。また、風力発電量の予測精度では、平坦地形上の発電所の予測精度が高い一方で、複雑地形上の発電所の予測精度はばらつきが大きく、時間帯によって大きく変動するが、発電所周辺の風向風速を考慮した補正を行うことで予測精度を向上できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、近年注目を浴びている自然エネルギーの1つである風力発電の発電量予測が比較的容易かつ精度良く行える方法が明らかとなった。これにより既存の風力発電所の発電量予測への活用だけでなく、新たに風力発電所を開発する際の立地分析などにも応用できる可能性が示された。ただし、山岳地などの複雑地形上に発電所が立地する場合には、予測精度にばらつきが見られるため慎重な判断が必要である。
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