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脊髄損傷による神経因性膀胱における温度受容体の機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K01374
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

吉田 輝  鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 講師 (40347109)

研究分担者 大渡 昭彦  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (30295282)
上川 百合恵  鹿児島大学, 附属病院, 医員 (70418854)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード温度受容体 / ラット
研究成果の概要

正常ラットと脊髄損傷ラットの摘出排尿筋の高濃度Kとα,βメチレンATPによる収縮反応に対する寒冷受容体TRPM8の作動薬のメントールの影響を調べ、メントールが正常ラットと脊髄損傷ラットで同程度に高濃度Kとα,βメチレンATPによる収縮反応を抑制することを明らかにした。さらに、小動物用排尿機能測定装置を用い48時間にわたり排尿量および飲水量の測定を行い、明時間帯より暗時間帯に排尿回数、排尿量、飲水量が明らかに多い排尿パターンが存在することを明らかにし、本システムが病態モデルを用いた自然な排尿行動の評価に有用である可能性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究により、メントールが正常ラットと脊髄損傷ラットで同程度に摘出排尿筋の高濃度Kとα,βメチレンATPによる収縮反応を抑制することを明らかにし、メントールの排尿筋弛緩作用を排尿筋過活動の治療に応用できる可能性を示した。また、小動物用排尿機能測定装置が自然な排尿および飲水の評価に有用であることを示し、本手法を等尺性収縮実験やシストメトリーなどの実験手技と組み合わせることで、神経因性膀胱の病態の解明や治療法の開発に向けた有用な知見が得られる可能性を示した。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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