研究課題/領域番号 |
15K01394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
安達 太郎 昭和大学, 医学部, 講師 (70621796)
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研究分担者 |
木庭 新治 昭和大学, 医学部, 教授 (20276546)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | サルコペニア / 心不全 / ASV / SERVE-HF研究 / 注意喚起のステートメント / 高齢 / 慢性心不全 / 心臓リハビリテーション / 倫理委員会 |
研究成果の概要 |
SERVE-HF試験の結果、ASVの慎重使用を追加記載したことにより研究エントリー数が制限され目標まで達成することができなかったが、研究成果良好例を提示する。繰り返す心不全の増悪で入院歴がある87才女性(握力10kg。BMI 17.0kg/m2)、84才男性(普通歩行速度 1m/sec未満、BMI 18.3kg/m2)、83才男性(普通歩行速度 1m/sec未満、BMI 18.0kg/m2)にASVを導入した。下腿囲、握力、歩行速度、血液検査、心エコー、にて有意な改善は認められなかったが導入後心不全入院はなく経過良好である。 ASVの使用により心不全入院が抑制できている可能性があると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SERVE-HF試験の結果、ASVの慎重使用を追加記載したことにより研究エントリー数が制限され目標まで達成することができなかったが、繰り返し入退院を繰り返す高齢心不全患者に対してリハビリテーションとASVの併用により心不全入院を回避することが可能である可能性があることがわかった。 海外においてADVENT-HF試験が進行中で試験経過が良好であるとの報告があり今後心不全に対するASVの治療が世界的に再開することが予想されている。そのときの基礎データとして研究が再開されスタンダード治療に位置付けられることが期待される上で学術的、社会的意義は大きいと考えられる。
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