研究課題/領域番号 |
15K01407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構村山医療センター(臨床研究部) |
研究代表者 |
植村 修 独立行政法人国立病院機構村山医療センター(臨床研究部), リハビリテーション科, 医長 (90365396)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / リハビリテーション / 効果判定 / 予後予測 / SCIM / トランスジェニック / 光遺伝学 / ハロロドプシン / 可塑性 / 皮質脊髄路 |
研究成果の概要 |
リハビリテーションの効果判定のために、脊髄損傷後の日常生活動作評価法であるSCIMを用いて、その時間的経過を予測する数学的モデルを構築した。また、SCIMは合計19の小項目(食事や更衣、排泄や移動など)の合計点数から成立しているが、その総点数から各項目の点数を確率的に予測することができることを示した。これらにより脊髄損傷後のSCIMから見た日常生活の様子が各動作項目ごとに予測できることとなる。また、予測された日常生活動作の様子と実際のものとを比べることでリハビリテーション効果を検証することができると予想される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊髄損傷後の経過、すなわちどのような動作が可能かもしくは介助が必要かを任意の時点で予測することはできなかった。今回の研究で、任意の時点、つまりリハビリテーションの経過中でも日常生活動作の可否を予測することができることが示された。このことは、リハビリテーションが事前の予測と違うことなく進行しているかを、どの時点においても各動作項目ごとに判定できることを示している。この手法を用いることでリハビリテーションの客観的かつ包括的な効果判定を行うことができるようになると予想される。
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