研究課題/領域番号 |
15K01438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 関西医療大学 (2018) 関西福祉科学大学 (2016-2017) 星城大学 (2015) |
研究代表者 |
木村 大介 関西医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90513747)
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研究分担者 |
羽山 順子 広島国際大学, 心理学部, 講師 (00643256)
能登谷 晶子 京都学園大学, 健康医療学部, 教授 (30262570)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 認知症 / BPSD / 自律神経 / 自律神経活動 / 脳機能障害 / 認知機能 |
研究成果の概要 |
認知症にみられる行動・精神症状(BPSD)は,脳機能障害にストレスフルな状態が重なると発現すると言われる.本研究では,認知症高齢者のストレスを非侵襲的な自律神経系の評価法で測定し,BPSD の発現予測について検証する.また,自律神経系の評価法を指標に,BPSD への非薬物的介入が持つ特性をも分析する.BPSD の発現予測と介入特性を示すことができれば,BPSD 発現前から個々の認知症高齢者に対する予防的介入が可能となり,認知症ケアの現場では,画期的な介入方法になると考えられ,家族や関係者に多くの恩恵をもたらすことになる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,認知症のBPSDの発現予測とその特徴を自律神経系の計測によるストレス状態という観点から明らかにすることを試みた.その結果,BPSDの発現には,認知症の進行による脳機能障害に,ストレス状態でも特に副交感神経が優位な状態になるとBPSDのうちの陰性症状に分類される抑うつや意欲の低下などが発現し易い状態になることが明らかになった.BPSDの陰性症状は,興奮や暴力,異常行動などの陽性症状に比べ注目されない傾向にあるが,発症頻度は高く早期介入が必要な症状である.つまり,BPSDの発現の予測に自律神経系の計測によるストレス状態の把握は有用である可能性が示された.
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