研究課題/領域番号 |
15K01535
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 人間総合科学大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
弓削田 綾乃 人間総合科学大学, 人間科学部, 講師(移行) (90432038)
|
研究協力者 |
高橋 京子 フェリス女学院大学, 文学部, 准教授 (90454123)
相原 朋枝 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 准教授 (60334562)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 身体表現 / 地域社会 / 伝承文化 / 伝承芸能 / 盆踊り / 地域性 / 表現あそび / 地域活動 |
研究成果の概要 |
「地域での創造的身体表現活動は、活動者と地域社会との連携を育む」という仮説に基づき、実践と分析により検証した。対象は、関東地方での身体表現の活動である。成果は、次の2点に集約される。1点目は、10~20人程度のワークショップを、2015年度~2017年度に計12回実施した結果、親子を基点とした人間関係と、活動への主体的・能動的意識が培われたことを指摘した。2点目は、特有の伝承舞踊や民俗資料等を活用した創造的身体表現を試みた結果、参加者は実体験に基づくイメージを表現する一方で、文化的脈略とは異なる新たな物語も創造し、これらが活動者の地域文化へのより深い関心へと導くと指摘した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地域社会が育み、共有してきた諸文化を、創造性豊かな身体表現に活用することの有効性と意義を示したと考える。つまり参加者にとっては、身体表現は地域との関係構築であるとともに、地域社会自体を創造しようとする行為でもあったと考える。そのためには、運動としての楽しさだけでなく、自由な創造的活動を文化体験として深めていく展開が重要であることも示した。なお本研究では、身体表現の素材として、盆踊りを活用できる可能性があることを指摘した。今後は、本研究をモデルの一つと位置づけ、多様な社会・文化における身体表現と地域との連携を検証していきたい。
|