研究課題/領域番号 |
15K01573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
渋倉 崇行 桐蔭横浜大学, スポーツ科学研究科, 准教授 (30288253)
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研究協力者 |
佐々木 万丈
北村 勝朗
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 青少年スポーツ / 保護者 / 問題行為 / 発生機序 / 対処行動 / トラブル / 対処過程 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,①保護者の問題行為の発生機序と効果的な対処方法を理論的,実践的に検討することを通して,②保護者の問題行為への効果的な対処プログラムを開発することであった.保護者の問題行為尺度の作成を行った.その結果,「不平不満」,「暴力的言動」,「現場介入」を下位尺度とする保護者の問題行為尺度が作成された.また,重回帰分析の結果,保護者の問題行為は指導者のストレス反応に影響を及ぼしていることが示された.これらの研究結果を踏まえて,保護者の問題行為である「不平不満」「暴力的言動」「現場介入」に関わる情報提供と,それへのストレス対処を内容に含めたスポーツ指導者用の研修プログラムを作成,実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は大きく3つある.1つ目は,青少年スポーツ活動における保護者の問題行為を研究テーマとする本研究は,実践現場の要請に応じ,かつ未開拓の分野を切りひらくものであるということである.2つ目は,指導者向けの保護者対応マニュアルや保護者の行動規則の策定に向けた提案を試みることにより,保護者の青少年スポーツに対する理解が進み,問題行為の減少を導くことが期待されることである.そして,3つ目は,理論モデルに依拠した介入プログラムを開発することにより,保護者との人間関係に関わるストレスフルな環境への対応策が示され,指導者のメンタルヘルスの改善に貢献することができることである.
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