研究課題/領域番号 |
15K01583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
横澤 俊治 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 研究員 (80400670)
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研究分担者 |
稲葉 優希 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 研究員 (30709431)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | スポーツバイオメカニクス / 縦断的体力評価 / 筋骨格モデル / 関節トルクパワー / 全身の総パワー / 国内一流アスリート / 期分け / 力学的エネルギー / 多角的評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、十種競技およびスピードスケート競技の国内一流競技者を対象に、体力の推移と各専門競技の運動中の筋活動との関係を調査することによってパフォーマンス向上のための課題を特定する評価方法を検討した。その結果、発揮した筋パワーを有効に競技につなげられるかがパフォーマンスを左右するタイプ、体力の状態がパフォーマンスに直結するタイプ、本来有している高いパワーを対象の競技中にも発揮できるかどうかがパフォーマンスに影響するタイプの3つに分類できた。一方、体力の種類によってシーズン内の推移のしかたが異なり、一般的には準備期に向上した有酸素能力が試合期に低下することが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体力の評価を目的とする「体力測定」や動作をバイオメカニクス的に分析する「動作分析」から得られる知見は、本来互いに関係してパフォーマンスに影響しているにもかかわらず、通常はそれぞれを独立に評価し、選手にフィードバックしてきた。本研究の成果として個々の選手に対する課題を多角的な検討により抽出することができたため、この手法は今後様々な競技において応用されることが予想される。さらに、本研究の結果から単純に体力の状況がパフォーマンスに直結しやすい選手もいればそうでない選手もいることが明らかとなったことから、選手や競技特性に応じて類型化した上で総合的に評価することの重要性を示すことができた。
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