研究課題/領域番号 |
15K01590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大庭 昌昭 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (40303094)
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研究協力者 |
市川 浩
佐藤 大輔
下山 好充
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | グレーディング / 平泳ぎ / グレーディング能力 / コーディネーション / 主観的努力度 / 泳速度調整 / 主観的感覚 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、中・高強度領域における水泳運動中のグレーディングに関与する泳動作特性を明らかにすることで、競泳レースにおける努力度利用に関する実践的示唆を与えることによるパフォーマンス向上の可能性を検証することであった。主な成果として、1)主観的な努力度を10%以下に設定しても明確な違いを把握することが難しいこと、2)平泳ぎでは、プル動作とキック動作のタイミング(コーディネーション)の変化が、泳速度の調節に大きな影響を及ぼしていること、3)平泳ぎ選手は、全力に近い努力度で泳ぐ際に、至適なコーディネーションの維持に配慮する必要があること、等が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2020年には東京でオリンピックが開催されます。競泳競技はオリンピックの主要競技の一つで、中でも平泳ぎは日本人が大活躍している(競泳競技の半数以上の金メダルを獲得してきた)種目です。2008年の北京オリンピックで2種目金メダルを獲得した選手に対して、コーチが決勝前に伝えた「勇気を持ってゆっくり行け」という言葉の意図を考えることが本研究へ繋がりました。競技者は常に全力で競技に臨みますが、その事が常に良い結果に結びつかないこともあります。なぜ平泳ぎの泳技術が難しいと言われるのか、泳動作分析により明らかにした点に本研究の意義があると考えています。
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