研究課題/領域番号 |
15K01810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
大西 素子 中部大学, 応用生物学部, 教授 (00312653)
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研究分担者 |
禹 済泰 中部大学, 応用生物学部, 教授 (20272693)
饒村 修 中部大学, 工学部, 准教授 (20365175)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | プロテインホスファターゼ / 天然低分子物質 / 生理活性物質 / 阻害剤 / 破骨細胞 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
哺乳類の金属イオン依存性プロテインSer/Thrホスファターゼ(PPM)は、少なくとも17種類存在し、多様な細胞内シグナル伝達系の制御を担っているが、そのほとんどには有効な阻害物質が無い。本研究では低分子化合物によるPPMホスファターゼの制御を目指し、これまでに見出したPPM1AとPPM1Bに対する複数の活性化物質についてドッキングスタディを行い、PPM1AおよびPPM1Bに対する結合部位を解析し、破骨細胞分化と脂肪細胞に対する作用を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PPM1AおよびPPM1Bの活性化物質としてこれまでに同定されたglabridinとpisiferdiolが、細胞におけるこれらの酵素の生理機能を解明する上で、分子プローブとして有効であることが示された。また本研究により、これらの化合物によってPPM1AやPPM1Bの活性を制御することが、骨粗鬆症、肥満、糖尿病などの疾患の治療や予防に有効である可能性が示されたため、これらの酵素を標的とした薬剤や食品機能性成分の開発が期待される。
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