研究課題/領域番号 |
15K02372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
鶴田 学 福岡大学, 人文学部, 教授 (60352225)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 演劇 / 説教 / シェイクスピア / 修辞学 / 宮廷説教 / ジェイムズ朝 / エリザベス朝 |
研究成果の概要 |
研究活動の当初はシェイクスピア演劇と当時の説教との関係を文献学的に解明することを目指した。しかしながら、説教から派生した修辞学への関心へと研究の焦点が移り、結果として平成27年度と平成28年度には『ハムレット』などの劇における修辞学に関する口頭発表を行い、論文を執筆した。特筆すべきは、イギリスの伝統ある学術誌、Notes & Queries 誌に2年連続で論文を掲載できたことである。研究活動の後半においては、当初の目的であった演劇と説教の間の相互言及の関係性を足掛かりに『あらし』や『ヴェニスの商人』における説教の影響を論じ、それぞれ平成29年度と平成30年度に口頭発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、シェイクスピア劇作品における解釈の難しい部分に光をあて、当時の修辞学や説教との関係から、これまでに提示されることがなかった新たな解釈(あるいは定説を補完する別の説)を国際的に評価の高い学術誌において示したことで学術上意義のあるものとなった。また、共著書として出版された『甦るシェイクスピア』においては、Notes & Queries誌に発表した英語論文を敷衍し、日本国内の読書子にも理解可能な言葉で清新な作品論を世に問うた。
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