研究課題/領域番号 |
15K02551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市立工業高等専門学校 |
研究代表者 |
今里 典子 神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (90259903)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本手話 / 動詞連続構文 / 構文 / 文法化 / 移動構文 / 動詞分類 / 類辞 / 日本手話(JSL) / 動詞連続(SVC) / 類辞(CL) / 抱合 / 方向一致制限 / 結果構文 / 連続動詞構文(SVC) / 日本手話(JSL) / 複雑述語 / 類辞(CL) / 類型論 / 虚構移動 / 空間動詞 / 一致動詞 / 動詞連続構造(SVC) / 空間 / 一致 / 非一致 / 自他 |
研究成果の概要 |
日本手話(JSL)のような視覚言語は、実は他の音声言語と同様に文法を持つ言語システムであるにも関わらず、手話使用者以外からしばしば、ただのジェスチャーの集合体であると考えられる。音声言語を対象とした先行研究のおかげで、内容語が特定の環境で文法要素に変化する過程である「文法化」が文法を生み出すことがわかっている。本研究では、JSLにおける文法化が起こる環境の一つは複数の動詞が連続する動詞連続構文(SVC)であることを明らかにした。そして動詞連続が文法化のために最適な環境となるために従う条件を規定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語学理論へは、JSLデータの記述保存、類型論の視点から視覚言語と音声言語の比較を可能にすること、手話言語の文法の萌芽と背景にある人間の認知能力の関係の解明が「言語」システムそのものの解明につながることで貢献できる。さらに二次的な意義として,今後予想される手話言語利用拡大時には、データと研究成果が文法書・辞書作成、通訳養成、手話指導等の準備として近い将来社会に広く還元できる.
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