研究課題/領域番号 |
15K02561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
沖 裕子 信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (30214034)
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研究分担者 |
西尾 純二 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60314340)
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研究協力者 |
姜 錫祐
趙 華敏
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本語談話 / 対照談話論 / 日韓中対照研究 / 発想と表現 / 同時結節 / 方言談話 / 判断終助詞 / 通知終助詞 / 談話論 / 対照言語学 / 日韓中対照談話論 / 談話構築態度 / 対照方言学 / 敬意終助詞 / 韓日対照談話論 / 情緒的違和感 / 文末ムード / 終助詞 / 松本方言 / 日中対照 / 依頼談話 / 異文化接触 / 母語干渉 / 結節 / 談話 / 方言 / 日本語教育 |
研究成果の概要 |
日本語談話の発想と表現について、次のような研究成果を得た。第1に、日本語談話を韓国語談話、中国語談話と比較対照することで、社会文化、意識態度、談話内容、談話表現の4層全体から明らかにした。第2に、共通語と松本方言の敬語使用を対照させることで、国内の方言談話においても発想と表現の異なりがあることを明らかにした。第3に、外国語および方言間の比較対照を並行して進めることで、談話研究の新たな方法論を開拓し、談話論の進展につなげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は、主として次の3点にある。1)日本語談話を韓国語談話、中国語談話と対照させることで、記述的成果をあげたこと、2)日本語の方言談話を対照させることで、国内の談話変種の記述を進めたこと、3)外国語の対照と方言変種の対照を同時に行うことで、談話研究の方法論の開拓につなげたことである。 研究成果の社会的意義は、次の点にある。日本語談話の発想と表現の関係を明示的に理解しうる記述へとつなげたことで、第2言語習得を行う日本語学習者が、母語干渉の影響を知り、日本語談話の高度な習得につながったことである。異文化コミュニケーション上の問題点となりやすい点の回避に寄与できたと考える。
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