研究課題/領域番号 |
15K02682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神奈川大学 (2018) 釧路公立大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
鈴木 慶夏 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (80404797)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中国語 / 教育文法 / 文法シラバス / シラバス設計 / 投射モデル / 中国語教育文法 / 投射項目 / 投射性項目 / 文法インストラクション / 第二言語 / 文法項目 / 習得難度 |
研究成果の概要 |
本研究課題は日本語を第一言語とする中国語学習者がより容易・より早期に目標形式を産出するための文法シラバスの設計方法構築を最終目標とし、この目標を達成するための一手段として、投射モデルの中国語教育文法への適用可能性を明らかにすることを目的としていた。 結果的に、研究環境に変化が生じたため学習者調査の実施は能わなかったが、研究の過程において、本課題が掲げる最終目標に近づくためには、投射モデルの適用可能性を確定することよりも、教育現場で実地に運用される文法インストラクションによって習得上の難易度を抑える方法を体系的に探るほうが現実的であり、実用的意義があるのではないかという、強い示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「学習者に習得上の利益をもたらす中国語教育文法のシラバス設計」について、これまでの教育的慣行を見直す必要があることを指摘した。研究課題は、当初の目的とは異なる方向に進んだが、中国語教育における目標言語の分析(中国語学)と学習者言語の分析(第二言語習得)がリンクされなければならないにも関わらず、未だそれが実現していない空白部を補強する方法を探り、今後、中国語教育学界が向き合わなければならない理論的・学術的意義を兼ね備える原理と方法論(教育的妥当性に裏付けられたシラバス設計の原理と方法)を討議・考察する必要性を論じた。
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