研究課題/領域番号 |
15K02704
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
平井 愛 神戸学院大学, 共通教育センター, 准教授 (10554339)
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研究分担者 |
金子 恵美子 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (30533624)
笠原 究 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50439006)
佐藤 臨太郎 奈良教育大学, 英語教育講座, 教授 (50509198)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文復唱課題 / 動詞 / 流暢性 / 語彙研究 / コロケーション |
研究成果の概要 |
動詞を用い、絵を伴った音声付きパワーポイントで動詞以外の情報とともに文として提示し、複数回復唱する活動を実施した。その結果、直後事後テストでの有意な伸びが見られた。その一方、一週間後の事後テストでは伸びが見られなかったため、長期的な定着には至らなかったと考えられる。 本研究で日本人英語学習者は中級レベルとなっても非常に不安定な下位範疇化情報しか保持していないこと,またコロケーションに関してはほとんど知識がないことがわかった。また、学習実験では、1回のみの学習では直後の保持のみの影響があり、長期保持への影響があるとは言えないことが明らかとなったため、今後長期的学習実験が必要だと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で動詞を中心とした統語情報の保持が非常に弱いことが明らかとなったことと、絵を使用した繰り返しの産出練習で、直後の産出への影響が見られたことが明らかとなったことより、産出練習の有用性が確認された。ただし、その影響は一時的なものと考えられるため、今後、複数回にわたり学習をすることで、長期の保持への影響が見られるかを調査する必要がある。 これまで流暢性を高めるための訓練が具体的に提案されることは少なかった。その上で、教室で即利用可能な指導を提案できることに本研究の最大の意義があると考えられる。
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