研究課題/領域番号 |
15K02925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小田中 直樹 東北大学, 経済学研究科, 教授 (70233559)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フランス / ローカルガバナンス / 都市問題 / 都市化 / 都市政策 / 戦後 / 都市史 / 社会問題 / 移民 / 社会住宅 |
研究成果の概要 |
1960年代から2010年代におけるフランス南部モンペリエ市に位置する2つの集合住宅における都市問題の発生メカニズムと都市政策の特徴を分析し、都市問題の発生メカニズムは、住宅市場との関係、住民運動や人的紐帯のあり方、そして空間構造など、社会・経済の次元を考慮に入れなければ十分に分析できないことを明らかにした。 また、都市化に伴ってローカルな社会政治空間は変容するが、両者のあいだには媒介項としてローカルガバナンスが存在する。その特徴を明らかにするためには、上述したさまざまな要素との関係を考慮に入れなければならないことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近未来の日本においては、集合住宅(団地)において多様なアイデンティティを背景として持つ人々が混住する事態が生じる可能性が高い。その場合、フランスで「都市問題」と呼ばれる様々なトラブルが生じる可能性があるが、それらが生じるメカニズムは「アイデンティティの政治」をはじめとする文化的な次元だけでなく、住宅市場や団地の空間構造など社会・経済的な次元で分析されることが必要であり、有益である。
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