研究課題/領域番号 |
15K02960
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
|
研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
小野 賢一 愛知大学, 文学部, 准教授 (30739678)
|
連携研究者 |
渡邉 浩 藤女子大学, 文学部, 教授 (70326528)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 西洋史 / ヨーロッパ中世史 / 教会史 / 修道院 / 聖人伝 |
研究成果の概要 |
本研究の課題は、ヨーロッパ中世都市リモージュの二つの宗教施設(サン・マルシアルとサン・レオナール)が、どのようなメディア戦略を行い、人々に訴えかけようとしたのかを、教化政策を分析することによって、具体的に解明することであった。研究の成果として、先行研究では看過されてきた改革文書を用いることによって、1030年代の神の平和の時期は、マルシアルの広報的活動が圧倒的に優位であったが、1060年代に入ると、レオナールの広報的活動が成功し始めることが明らかになった。つまり両者の戦略を時系列に捉えることに成功した。マルシアル修道院のメディア戦略において重要な『ヴァレリア伝』の刊本の欠落箇所を復元した。
|