研究課題/領域番号 |
15K03344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
柴山 太 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50308772)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 国際関係史 / 冷戦史 / 冷戦の起源 / 英米軍事同盟 / 英米加軍事同盟 / 戦中から冷戦へ / 英米軍事同盟の再編 / ロンドン外相会談 / 対立の制度化 / 米国軍事史 / 米国外交史 / 英国外交史 / 英国軍事史 / ソ連外交史 |
研究成果の概要 |
研究成果については、次の貢献ができたと思われる。第1に、これまでの研究は、米ソ史観、いやほとんどが米国中心史観で、冷戦起源論を書いてきたが、本研究では、積極的に英国の役割を書き込み、3国史観の導入に成功し、英国の大きな役割がなければ、冷戦勃発は語れないところまで、論じることができたと思っている。第2に、本研究は、軍部資料、とりわけ英米のそれを積極的に使用した。その結果、これまで多くの外交史家たちが見逃してきた、軍部の役割や軍事的算定の意味を、冷戦勃発に関係づけることに成功した。第3に、第2次世界大戦中から継続して来た英米軍事同盟が、どのように冷戦勃発に関連したかも明らかにできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
具体的には、次の貢献ができたと思われる。第1に、これまでの冷戦研究は、米ソ史観、いやほとんどが米国中心史観で、冷戦起源論を書いてきたが、本研究では英国の役割を重視し、英米ソ三国史観を導入した。英国の大きな役割がなければ、冷戦勃発は語れないと自負している。第2に、本研究は、英米軍部資料を積極的に使用した。その結果、これまで多くの外交史家たちが見逃してきた、両軍部の役割や軍事的算定の意味を、冷戦勃発に関係づけることに成功した。第3に、第2次世界大戦中から継続して来た英米軍事同盟が、どのように冷戦勃発に関連したかも明らかにできた。
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