研究課題/領域番号 |
15K03405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計
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研究機関 | 龍谷大学 (2018) 摂南大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
蛭川 雅之 龍谷大学, 経済学部, 教授 (10597628)
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研究分担者 |
作道 真理 一般財団法人日本経済研究所, 調査局, 研究員(移行) (70748954)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ノンパラメトリック計量経済学 / 接合データの計量経済学 / 非対称カーネル関数 / 回帰不連続デザイン |
研究成果の概要 |
経済データに固有の特性を考慮に入れて、ノンパラメトリック及びセミパラメトリック法を改良し発展させた。ここにいうデータ特性とは以下の通りである。第一に、経済変数の多くは非負の値をとり、その分布の形状にも原点付近に観測値が集中する一方裾も重いという特徴が見られる。第二に、ミクロ経済データを用いて回帰分析を行う際、モデル推定に必要な経済変数が単一のデータセットに揃っていない場合が多い。前者に対しては、非対称カーネル関数をノンパラメトリック推定・検定の諸問題に応用した。後者に対しては、回帰モデルの説明変数の一部を別のデータセットからノンパラメトリックなやり方で補完した後に一致推定する方法を探求した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ノンパラメトリック推定・検定問題に対する非対称カーネル関数の利用可能性を拡大した。また、経済・ファイナンスにおける非対称カーネル関数の応用を取り扱う初の書籍も出版した。さらに、以前から実務家の間では二標本を接合したデータを用いて最小二乗推定を行う慣行が存在したが、一致性の確保、収束速度等統計的に重要な問題は見落とされていた。本研究ではこれらの問題に対する回答を与えた。
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