研究課題/領域番号 |
15K03472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
大村 真樹子 明治学院大学, 経済学部, 教授 (80397835)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 食と健康 / 経済発展 / 食のグローバル化 / 情報と消費行動 / 所得格差 / 健康格差 |
研究成果の概要 |
本研究は、経済発展に伴う食の欧米化・工業化、そして食の近代化が健康に与える影響を、異なる食文化を対象に検証した。異なる経済発展レベル・食文化の12カ国の複数地域を対象に、日常食されている食材や食料品を調査した。国の経済レベルに関わらず、食の近代化やグローバリゼーションの傾向が見受けられたが、それぞれの固有の文化に根ざした食の多様性が特に途上国では見られた。同時に食に関する情報や価格が人々の選択に大きく影響することも確認された。食の健康への影響に関しての複数国間の検証は現在進行中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
“We are what we eat(我々は食により作られる)”と言われ、健康的な食生活が推奨される中、我々の食生活が経済発展に伴って実際にどのように変遷してきたのか、特に様々な食材が国境を行きかう現在において、消費者がどのように食を選択し、またそうした食の選択が健康をどのように影響を与えてきているのかを客観的データにより知ることは、我々の厚生(健康寿命)及び社会政策(医療費抑制等)にとり意義がある。分析から、食に関する情報や価格が我々の食の選択に大きく影響することも示唆されたが、今後の食料品に関する情報提供のあり方を模索する上でも有用であろう。
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