研究課題/領域番号 |
15K03489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
内田 智裕 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (50330220)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 女性労働者 / 人的資源管理 / 縫製業 / バングラデシュ / ミャンマー / ベトナム / 中国 / 女性起業家 / 女性開発 / 縫製工場 / アパレル産業 / 労働環境 / 技能形成 / 職務意識 / 女性労働 / 職場勧業 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、世界の成長セクターとして脚光を浴びているアジアの4ヵ国である中国、ベトナム、バングラデシュ、ミャンマーを対象国として選び、それらの国の主要な輸出産業である縫製業で働く女性労働者の実態を明らかにすることであった。また、各国の縫製業を取り巻く経済環境の内部的・外部的要因を考慮に入れ、各国の人的資本を中心した競争力優位を考察した。 調査対象国に共通してわかったことは、貧困撲滅と雇用創出との関係がプラスであるということである。特にバングラデシュやミャンマーなどの最貧国では、縫製業部門への就業を通じて女性の社会進出が以前よりも彼女たちの社会的地位を上げて、経済的な豊かさをもたらした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業が競争力を持った国際分業体制の構築を実現するには、政府機関で発刊されているマクロ経済データの情報収集だけでは不十分である。単に労働構造やマクロ経済に関する二次資料を用いて分析するのではなく、労働者の属性や処遇に関する企業内データに加え、職務意識、職務満足、就労環境に関する労働者の反応に注目する必要がある。 応募者のこれまでの研究成果は日本貿易振興機構等を通じ、日系企業を中心に還元されてきた。中国への投資集中リスクを避け、他のアジア諸国をグローバル事業の展開先として位置づける日本企業が増える中、本研究からの成果は実業界および学会において多大な貢献をもたらしたと自負している。
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