研究課題/領域番号 |
15K03638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 鹿児島国際大学 |
研究代表者 |
今村 明代 鹿児島国際大学, 経済学部, 教授 (90248641)
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研究分担者 |
井上 昌美 城西大学, 情報科学研究センター, 研究員 (10640914)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 持続可能な経営 / コーポレート・ガバナンス改革 / ステークホルダー / 企業の社会的責任 / 事業継承 / 事業承継 |
研究成果の概要 |
一部上場企業の経営者等へのインタビュー調査と従業員・個人株主向けアンケート調査を実施した結果、持続可能な経営に不可欠なコーポレート・ガバナンス(CG)改革には、4つのフェイズ(1.意識、2.体制、3.資本政策、4.情報開示・コミュニケーション)の取組みが必要であり企業特性によって相違があること、企業の成長プロセスに伴いCGの捉え方が変化することが分かった。また、企業と従業員・個人株主とのCGへの認識にズレがあることを確認した。従って、CG改革には、自社の特性や成長プロセスを踏まえ、ステークホルダーのCGへの認識や対応等の変化を確認した上で、CGの取組みやそれらの情報を開示することが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義は、CGに関する環境変化を踏まえた定性的・定量的分析により、CG改革に必要な取組み(4つのフェイズ)や、取組みに加味すべき事項(企業の特性・成長プロセス)とステークホルダー(従業員・個人株主)の視点等、持続可能な経営に不可欠なCG改革の指針になる知見を示したことである。 社会的意義は、CGコードのCGへの影響などを含む企業の実情を確認した上で、持続可能な経営につながるCG改革の際に検討すべき事項を導出し、CG改革に必要となる拠り所の一つを示したことである。これにより、スムーズな事業継承にも必要となる、CGに関する意識の向上やCGの見直しや改革推進の一助になることである。
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