研究課題/領域番号 |
15K03683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
寺畑 正英 東洋大学, 経営学部, 准教授 (20328644)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 早期離職 / 若年従業員 / 組織社会化 |
研究成果の概要 |
本研究は、企業に入社した新卒の従業員が、組織に適応し、組織社会化されるプロセスを長期的に観察することによって、当該従業員が継続的に就業する場合と離職や転職をする場合を分ける要因を明らかにしようとするものである。そのため、入社間もない従業員と入社から数年経っている従業員の違いを比較検討したところ、入社間もない従業員は仕事を概念的、かつ抽象的に捉えており、仕事と職場の人間関係を分離して捉えていた。それに対して、入社から数年経っている従業員は仕事と人間関係を統合して捉える傾向にあった。その結果として、入社間もない従業員は仕事に対する満足や組織に対するコミットメントを感じづらく、離職のリスクがある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでにも若年従業員の組織社会化に関する研究は散見されるが、社会化がターゲットとする観察期間は短い。本研究では、組織参入前から参入後10年などの長期的スパンで、新規参入者がどのように変化しているかを明らかにしようとしている。このような長期にわたり、新規参入者の変化を分析する研究は稀であると思われる。また、社会的意義としても、若年層の組織内における人的資源管理の在り方に関する知見を生み出すと同時に、若年従業員の採用と育成に関する実践的なインプリケーションも内包すると思われる。
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