研究課題/領域番号 |
15K03761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
篠田 朝也 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (50378428)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 会計学 / 管理会計 / 資本予算 / リスク管理 / 実証研究 |
研究成果の概要 |
本研究は,資本予算におけるリスク管理の実態とその課題を明らかにしようとするものである。具体的な研究成果としては,次の3点が挙げられる。 第1に,日本企業におけるNPV法の実務における運用実践の特徴について明らかにした。第2に,投資決定に際する定性的なリスク項目の管理状況,および,事業の撤退基準の運用状況の現状を把握し,その課題について明らかにした。第3に,倒産リスクを考慮した企業価値の算定方法に関する実務事例を示し,継続価値の算定と評価に関する新たな可能性について示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果により,管理会計における資本予算の研究領域で,これまでに明らかにされてこなかった,投資決定におけるリスク管理の実態の一部を確認することができた。資本予算に関する研究領域に追加的な実証結果を提示することができたという点で,本研究には一定の学術的意義があると考えられる。また,激しい経営環境の変化に直面する現代の企業にとって,リスクを考慮した投資決定の実践は重要な課題となっており,この課題に関連する参考情報を提供しているという点で,本研究は社会的な意義も認められる成果を示しているものと考えられる。
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