研究課題/領域番号 |
15K04062
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
安達 智子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40318746)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | キャリア教育 / 青年 / ジェンダー / 若者 / キャリアデザイン / ワーク・シート / キャリア / 若年 / ワークファミリーコンフリクト / コンサルティング / キャリア・カウンセリング / 大学生 / ガイダンス / キャリア選択 / キャリア適応 |
研究成果の概要 |
本研究は,仕事社会に参入する前段階にある若者層のキャリアデザインについて検討し,教育・支援に活用するためのツールを開発した。主たる成果は以下の点にまとめることが出来る。まず,ジェンダーによる意識的,無意識的な影響過程とくに職業イメージによる作用を確認した。これを踏まえるならば,「同性が少ないので自分には難しいのではないか」といった意識は,職業情報の発信や解釈の過程に介入することによって変わり得るといえる。さらに,ワーク・シートを開発・試行するなかで,個人が情報源に気付いたり解釈の仕方を転換させたり,あるいは認知の歪みを捉え直すことで,キャリア自己効力の見積もりが変容するとの結果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,職業の男女占有率,職業イメージ,自己効力の間にあるつながりを確認した。これを踏まえて,職業情報の発信や解釈の仕方,若者の職業探索の方向付けについて提言をを行うことが出来た。また,若者の来設計は,自身の展望と配偶者に想定する展望が入れ子構造を成すことを見出した。これを受けて,グループワークに活用できるワーク・シート考案した。今後その活用に向けてインストラクションや事例等を整備し社会に還元していく予定である。また,自己効力の情報源をもちいたワーク・シートについては,大学生版にくわえて,小中学生版,英語版も開発し,幅広いキャリア教育場面に成果を還元した。
|