研究課題/領域番号 |
15K04082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
河野 理恵 目白大学, 人間学部, 准教授 (40383327)
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研究分担者 |
小野寺 敦子 目白大学, 人間学部, 教授 (40320767)
讃井 真理 広島文化学園大学, 看護学部, 教授 (20412330)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高齢者のライフスタイル / 高齢者の世代性(ジェネラティビティ) / 若者が求める高齢者の世代性(ジェネラティビティ) / 高齢者 / 世代性 / ライフスタイル / 個別性 / 老親扶養意識 |
研究成果の概要 |
本研究は高齢者における充実した老年期の在り方、及び社会での高齢者の活躍の場を検討することを目的として実施された。その結果、高齢者では個性豊かな5つのライフスタイルタイプが存在することが明らかになった。また、世代性(ジェネラティビティ)への関心が高く、その行動を行っている高齢者ほど個人の自己効力感が高く、精神的健康が保たれていることが示唆された。さらに、若者は高齢者から「蓄積されたもの」「生きること」「人生の過ごし方」の3つを継承したい(学びたい)と考えていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高齢者におけるライフスタイルタイプとその特徴を明らかにし、老年期の充実したライフスタイルタイプ、あるいは支援が必要と考えられるライフスタイルタイプなどその様態を明確にした。これは高齢者を一様に捉えるのではなく個性ある老いの姿を示すものであり、高齢者の社会的支援を考える際に有効な知見であると考えられる。また、高齢者の世代性(ジェネラティビティ)の観点から、継承する側の高齢者における世代性の影響を明らかにするとともに、継承される若者の側から求められる内容も示唆している。これは世代性という概念を総合的に捉えるものであり、社会の中での高齢者の活躍の場を考えていくために意義があると言える。
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