研究課題/領域番号 |
15K04125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 中央大学 (2019-2022) 兵庫教育大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
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研究分担者 |
五十嵐 友里 東京家政大学, 人文学部, 講師 (00551110)
堀川 直史 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80101781)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 人工透析 / CKD / レジスタンス運動 / メンタルヘルス / 睡眠 / 睡眠衛生 / サイコネフロロジー / 抑うつ状態 / 運動療法 / 腎疾患 / 睡眠障害 / 非薬物療法 |
研究成果の概要 |
本研究では、透析患者とCKD患者の睡眠の質改善を目的として、介入研究と調査研究を行った。 研究1では、血液透析患者が参加し、特別な器具を用いない自重負荷のレジスタンス運動を用いた介入を行なった。この運動は患者と医療スタッフに対して負荷が低く、透析中に実施可能なものである。2つの医療機関で準クラスターランダム化比較試験を行い、42名の透析患者が6ヶ月のプログラムに参加した。研究2では、調査会社の患者モニターである透析患者とCKD患者が参加した、睡眠の質や睡眠衛生行動に関する横断的なウェブ調査を実施した。 研究から、透析患者とCKD患者の睡眠の質改善に対して具体的に提案可能な知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は主に2点である。第1に、透析患者が透析中に実施可能な軽運動が、プログラム実施中の期間、睡眠の質を改善する可能性を示したことである。第2に、透析患者とCKD患者の睡眠衛生の実態に関して、標準化された尺度を用いた調査を実施し、睡眠衛生と睡眠の質との関連を明らかにすることで、患者さんに睡眠の質改善をもたらしうる睡眠衛生の内容が明らかになったことである。これらの知見によって、腎疾患患者における睡眠の質を改善をもたらしうる方法について、具体的な提案が可能になることが期待できる。
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