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体性感覚刺激の付与が脳と動機づけに与える影響:ERPとfMRIの融合研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K04182
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験心理学
研究機関東京工業大学

研究代表者

大上 淑美  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 研究員 (30456264)

研究分担者 小谷 泰則  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 助教 (40240759)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード動機づけ / 実験心理
研究成果の概要

本研究では、刺激先行陰性電位(SPN)と呼ばれる脳活動を指標として、体性感覚刺激を与え、身体からの情報が脳と動機づけに与える影響をERP実験とfMRI実験にて検討した。時間評価課題を用い、条件は体性感覚刺激を与える4条件(左手、右手、左足、右足)を設定した。結果として、体性感覚刺激付与の効果としては、ERPとfMRI実験共に手(左右)条件では体性感覚野の活動と対側支配性があったが、足(左右)条件では見られなかった。ダイポール解析では、SPN区間での活動が観察された。顕著性ネットワークへの影響については、今後、さらにネットワーク解析や行動データの分析も行い、詳細に検討を進める予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果は、手に対する体性感覚刺激の付与により、対側優位に脳の体性感覚野の活動を生じさせた。足にも体性感覚刺激の効果は確認された。これらは、体性感覚刺激の付与による運動野での準備的な活動が脳波で記録されたという先行研究の結果を支持し、動機づけと予測に関連する体性感覚野の脳活動として新しい知見である。日常のコミュニケーションは、情報のやりとりと同時に握手など体性感覚刺激を伴うことが多いため、認知症患者には身体に触れながらコミュニケーションを取ると意思の疎通が可能になるという報告を支える生理心理学的な基礎データを示した。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] fMRI 制限ソース分析による SPN 前期成分と後期成分の発生源の同定2018

    • 著者名/発表者名
      大上淑美, 小谷泰則, 吉田宜清, 國松聡, 桐生茂, 井上優介
    • 学会等名
      第36回日本生理心理学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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