研究課題/領域番号 |
15K04405
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
日野 圭子 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70272143)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 関数的思考 / デザイン研究 / 学習軌道 / 数学的談話 / 数学教育 / 比例,反比例 / ディスコース / GeoGebra / 関数 / 比例と反比例 / 授業分析 |
研究成果の概要 |
本研究では,中学校1年生を対象に,比例・反比例の単元においてデザイン研究(第1サイクル1校,第2サイクル2校)を行い,授業を通しての生徒の変容を捉えた.そのために,関数的思考の要といえる,伴って変わる2量の共変関係,および,対応関係についての生徒の推論を,6つの段階から捉える学習軌道を構築し,授業を通しての全体的な傾向とともに,学習する内容やGeoGebraを用いた授業の手立てとの関係を考察した.また,ディスコースの側面からも考察を行った.得られた結果に基づいて,関数の学習指導と評価への示唆を得た.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関数的思考の進展を評価する視点の構築が出来たのは1つの成果である。また,事後調査から,共変的推論がより活発に観察されたクラスにおいて,生徒のグラフの理解が進んでいる様子が見られた。「対応」中心の指導の現状に対して,本研究で示した手立てを通して,現象を解析する力の育成の可能性が見出された。一方,GeoGebraの授業実践への取り入れ方がクラスによって異なった。ここからは,新たなリソースを授業に効果的に取り入れる上で,教師のニーズや関心を問題とし,共同で省察を行うことが重要であることが分かった。
|