研究課題/領域番号 |
15K04451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
緒方 信行 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (60535714)
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研究分担者 |
松永 拓己 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (10380990)
関根 浩子 崇城大学, 芸術学部, 教授 (10553589)
水野 裕史 筑波大学, 芸術系, 助教 (50617024)
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研究協力者 |
村田 崇
吉田 香寿美
上村 萌子
松島 睦朗
森内 和久
山口 一
岩間 美咲希
田中 悠里恵
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 美術鑑賞 / 体験型 / 日本美 / 石庭 / ブルネレスキ / ギベルティ / 審査 / 評価 / 西洋彫刻 / ルネサンス / フィレンツェ / 熊本地震 / シンポジウム / 鑑賞教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、これまでにない新しい美術鑑賞法の提案である。授業で子ども達は制作者や審査員、学芸員、美術教師などになりきって具体的な立場での体験を通して鑑賞対象と対峙し、美術的諸能力を高めていく。「石庭づくり」「実際にあったルネッサンス初頭のコンクールの再審査」「教師としての作品評価」などの授業実践を通して、作品がどのような要素で構築されているのかを掴ませながら、どのような学習効果および能力が子ども達に身に付いていくのかを探った。 本研究を通して培われるものは「審美眼の育成」「創造と工夫」「コミュニケーション能力の向上」「体験的真実味」「人間関係のより良い構築」など全8項目が挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの鑑賞教育は「知識型」「クイズ型」「対話型」にまとめることができる。本研究は具体的な立場になって鑑賞対象に対峙する全く新しい学習法という学術的意義を有する。培われる能力や効果は【研究成果の概要】に記したものに加え「授業への意欲」「次の鑑賞への自主的発展」「制作表現への発展と意欲」など様々な発展性も期待される。 論文やシンポジウム、ホームページなどいろんな手段で意見交換や広報活動に努めてきた。鑑賞を「温故知新」と捉えれば、「鑑賞」によって身に付き研ぎ澄まされていく様々な能力は、「表現」として未来に生かされていくことだろう。本研究は「人づくり」「未来づくり」という社会的意義も有している。
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