研究課題/領域番号 |
15K04489
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
村松 俊夫 山梨大学, その他部局等, 理事 (00262642)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 教材開発 / 教育遊具 / 触知による教育 / 美術科教育 / 基礎デザイン教育 / 図形科学教育 / 形態構成 / 数理造形 |
研究成果の概要 |
従来、理科(物理)教育や数学(幾何学)教育と美術(造形)教育は、遠くかけ離れたものという認識が一般的であった。しかし近年、総合的学習が学校教育全般にいきわたり、教科の枠組みを外した横断的な内容が教授されるようになっている。これまで教材自体に当初から3教科分野の内容を教授できる教材を開発し、保健体育的内容も体験的に理解できる遊具として提案を続けてきた。本研究では、これまで着目されてこなかった奇数スフェリコンと、偶数スフェリコンの融合体(ハイブリッドスフェリコン)をもとに、往復運動を繰り返す教育遊具を5種6点開発した。 なお、本研究による教育遊具は、山梨大学教育学部附属中学校に所蔵された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
授業者がこの教材をもとに体験的に教授を行うことによって、児童生徒に「面白い動き」や「不思議な形」や「美しい素材」などを興味深く学修させることができる。それは、今まで教科書的な知識の上でしか認識されなかった内容を、実践的かつ実証的に定着させることである。いわば身体内にとどまる知識として定着させることができるといえよう。また、物理と数学、そして技術と美術とが、実は密接に関係していることに気づかせる重要なきっかけとなる。 これは、科学性(合理性)と芸術性(審美性)のうえに成り立っている「デザイン的思考」を、児童・生徒たちの間に萌芽させるものとしてもたいへん有意義であると考えられる。
|