研究課題/領域番号 |
15K04569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
長谷 龍太郎 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 研究員 (40325973)
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研究分担者 |
長山 洋史 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (00552697)
友利 幸之介 東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (90381681)
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研究協力者 |
山口 清明
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 学校作業療法 / コンサルテーション / 巡回相談 / 作業療法 / 発達障害 / ADOC-S / アプリ / ICT / リハビリテーション / 巡回訪問 / 作業療法士 / 活動と参加 |
研究成果の概要 |
幼稚園や保育園でのコンサルテーション型作業療法の効果検証に向けて,介入前後比較を試験的に実施した.対象は幼稚園教諭と保育士の10名で,先生が選択した未診断だが気になる園児10名に関して合計3回のコンサルテーションを実施した.その結果, ADOC for schoolで特定した作業において,COPMの遂行度及び満足度,Goal Attainment Scalingの目標到達度,Strengths and Difficulties Questionnaireの全てのアウトカムにおいて,介入前後で比較して有意な改善が認められ,効果量も大きかった (r = .64-.99).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,巡回型のコンサルテーション型学校作業療法が,幼稚園教諭ならびに保育士の教育に及ぼす影響について調べた.10名の教員を対象に合計3回の巡回訪問を行い,その介入前後で比較した結果,教員の主観的な遂行度や満足度,目標達成度,子供の社会生活活動が全て有意に改善し,その効果量も高かった.巡回型のコンサルテーション型学校作業療法は教員の教育の質や子供の社会性向上につながる可能性があることが示唆される.ただし今回は対照群のない試験的な研究であり.今後対照群を設定した研究デザインによって詳細を検討する必要がある.
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