研究課題
基盤研究(C)
コンパクトリーマン面のピカール群上にはテータ因子が存在する.これの「非可換類似」として,コンパクトリーマン面上のベクトル束のモジュライ上には一般化されたテータ因子が存在し,それに付随する直線束の大域切断は一般化されたテータ函数と呼ばれる.一般化されたテータ函数の空間に関してStrange dualityと呼ばれる興味深い現象がある.これの高次元版として,射影的曲面上の層のモジュライに対してもStrange dualityが成立すると予想されている.本研究者は射影平面の場合に部分的結果を得おり,本研究ではこの先行研究を引き継ぎ,2次曲面上のStrange dualityに関して部分的結果を得た.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
The Nagoya Mathematical Journal
巻: 227 ページ: 86-159
10.1017/nmj.2016.50
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