研究課題/領域番号 |
15K04999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数学基礎・応用数学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
佐野 英樹 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (70278737)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 放物型偏微分方程式系 / 双曲型偏微分方程式系 / 無駄時間 / 安定化 / 状態推定 / ボルテラ型積分変換 / バックステッピング / 半群 / 双曲型分布定数系 / 入力無駄時間 / 境界入力 / 安定化制御 / 非局所境界条件 / オブザーバ / 放物型分布定数系 / 分布入力/境界入力 / 出力無駄時間 / 双曲型方程式系 / 輸送方程式 / ポート・ハミルトニアン法 / 熱拡散系 / 移流拡散方程式系 / ロバスト制御 / 有限次元コントローラ / 剰余モードフィルタ / 安定半径 |
研究成果の概要 |
本研究を通して六つの成果を得ることができた。以下の通りである。(1) 分布入力/境界入力に無駄時間を有する放物型偏微分方程式系の安定化、(2) 分布観測に無駄時間を有する放物型偏微分方程式系に対する状態推定、(3) 境界入力に無駄時間を有する双曲型偏微分方程式系の安定化、(4) 非局所境界条件に無駄時間を有する双曲型偏微分方程式系に対する状態推定、(5) 境界フィードバックループに無駄時間要素を含む熱交換方程式の安定性解析、(6) 無限次元フィードバック系に対する安定半径の近似
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、コンピュータネットワークを介した制御系構築の際に、信号の遅延が制御系の安定性に深刻な影響を及ぼす新たな問題が生じてきた。本研究では、主に、入力無駄時間を考慮した分布定数系の安定化問題を取り上げた。入力無駄時間が存在している下でも、分布定数系の安定化が達成できるような、実装可能な制御則を構成したが、その成果は、半群理論とボルテラ型の積分変換に基づきコントローラ設計法を与えるという学術的な意味をもち、また、分布定数系を遠隔操作するという工学的応用を視野に入れたものになっている。
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