研究課題
基盤研究(C)
機能性物質の多くにおいては、ナノスケールの構造不均一性が本質的な役割を果たしている。特に、リラクサー強誘電体が示す巨大な圧電効果は強誘電ナノ領域によって発現し、後者はリラクサーがガラス的な熱物性を示すことと関係があることが最近解明された。そこで、本研究ではリラクサー的な振る舞いが報告されているK1-xLixTaO3とKTa1-xNbxO3、およびBi2WO6、SrBi2Ta2O9、Bi4Ti3O12の良質な単結晶をフラックス法で育成し、熱伝導率と比熱を調べた。これらの結晶ではガラス的な熱物性の振る舞いは見られず、したがって強誘電ナノ領域は存在しないことが明らかになった。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 9件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件) 備考 (3件)
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