研究課題
基盤研究(C)
重い電子系YbRh2Si2のスピンエコー減衰の磁場・温度依存を、29Si 同位体を52%濃縮した高品質の単結晶試料を用いて測定した。この単結晶試料を用いて、NMRスピンエコー減衰の測定を行った。減衰曲線には、通常のGauss型、Lorentz型の減衰に加えて、明確な振動項が現れた。これはRK相互作用と擬双極子相互作用によるものと考えられる。この振動数には低温20K以下で大きな温度変化が見られた。これは、20K以下でフェルミ面の大きな変化あることを示している。YbRh2Si2では、70mKまで大きなフェルミ面の変化はないと考えられてきたが、本研究により、高温から変化があることを明らかにした。
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 8件、 査読あり 8件、 謝辞記載あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 4件、 招待講演 5件)
Physical Review B
巻: 95 号: 19 ページ: 195121-195121
10.1103/physrevb.95.195121
Journal of the Physical Society of Japan
巻: 86 ページ: 0447091-6
Phys. Rev. B
巻: 93 号: 20 ページ: 2051551-7
10.1103/physrevb.93.205155
巻: 93 号: 20 ページ: 2011121-5
10.1103/physrevb.93.201112
巻: 93 ページ: 0144021-9
J. Phys. Conf. series
巻: 683 ページ: 012006-012006
10.1088/1742-6596/683/1/012006
巻: 91 号: 16
10.1103/physrevb.91.161110
Phys. Rev. Lett.
巻: 114 号: 21
10.1103/physrevlett.114.216401