研究課題/領域番号 |
15K05208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
鈴木 淳史 静岡大学, 理学部, 教授 (40222062)
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研究協力者 |
Göhmann Frank
Kozlowski Karol
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 量子相関 / 量子転送行列 / 形状因子展開 / 厳密WKB法 / 量子逆散乱法 / 量子転送行列法 / 量子系ダイナミクス / 動的相関関数 / スピノン / 粒子ー正孔型励起 / 可積分系 / 量子スピン系 |
研究成果の概要 |
本研究では、有限温度における動的量子相関関数に関して、量子逆散乱法、量子転送行列法および厳密WKB法に関する近年の進展と、形状因子展開を組み合わせることにより、新しい定量的解析の枠組みを提案した。その手法を特に量子スピン系に応用して、静的および動的相関関数について、既存の方法による結果を超える高精度な評価を行うことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子相関の理解は、量子力学に基づいたナノテクノロジー、情報通信技術に必須である。これに関して厳密な結果をもたらしたことで、本研究はさらなる技術発展の基礎となりうるものである。相関関数の解析的評価は困難であると理論的にも考えられてきたが、数値計算まで精密に行える枠組みを提示した意義は大きい。
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