研究課題/領域番号 |
15K05291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 京都大学 (2016-2018) 総合地球環境学研究所 (2015) |
研究代表者 |
安富 奈津子 京都大学, 防災研究所, 特定研究員 (20548218)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 気候平均気温 / 山岳気候 / グリッドデータ / 地上平均気温 / 山岳地域 / モンスーンアジア / 気候温暖化 / 気候平均気温変化 / 気象観測 |
研究成果の概要 |
アジア各国の地上観測データを、現地気象研究者・観測担当官署技術者との交流活動により多く収集することができた。そのデータを用いてモンスーンアジア域(60E-155E, 15S-55N) の0.25度/0.5度日平均気温グリッドデータ(1961-2015年)と0.05度の日平均気温気候平均グリッドデータを作成・公開した。 インド・パキスタン・ブータンなど高地でのデータ増の効果が非常に大きく、ヒマラヤ・チベットの高標高域での地上気温の年々変動を調べたところ、変動は他のデータセットと非常によく一致しており、年間の上昇トレンドが10年で+0.2度であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒマラヤ・チベットなどの高地の地上気温は、氷河などこの地域の水資源管理モデルや気候変動モデルの入力値や検証データとして大きな利用価値がある。この領域の日平均気温データセットはほかにないもので、データ入力数が増加し期間延長したことで、近年の気候変動解析が精度よく実現することとなった。1961年から65年間の日平均気温の解析では、10年間で0.2度の上昇トレンドがあった。観測に基づく他のデータセットと比較して、約1~1.5℃本データセットのほうが高くなっており、この領域の気候変動解析の結果に大きな影響をもたらすことが予想される。
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