研究課題/領域番号 |
15K05551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
岩月 聡史 甲南大学, 理工学部, 教授 (80373033)
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連携研究者 |
茶山 健二 甲南大学, 理工学部, 教授 (10188493)
石原 浩二 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20168248)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 固相抽出 / ホウ素 / 分離技術 / 樹脂開発 |
研究成果の概要 |
本研究では水溶性ホウ素の新たな分離・回収技術の創出を目指し、水溶性ホウ素化学種であるホウ酸と錯体を形成するキレート配位子と、生成するホウ酸キレート錯体陰イオンの負電荷を打ち消す陽イオンの双方を機能部位にもつハイブリッド機能樹脂を開発した。グルカミン配位子とアルキルアンモニウムを導入したハイブリッド機能樹脂は、pH 10以上で市販のホウ素除去用樹脂以上の高いホウ素捕集能を示す一方、pH 2でほぼ定量的にホウ素を脱着し、穏和なpH制御によるホウ素の捕集と脱着を実現した。この樹脂はホウ素捕集-脱着サイクルに繰り返し使用できるため、環境に優しいホウ素分離・回収樹脂としての利用が期待される。
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