研究課題
基盤研究(C)
円偏光発光を示す化合物は3次元ディスプレイの発光材料としての利用が期待されている。本研究では、新しい不斉ケイ素原子の構築法に立脚した、単分子状態で良好な蛍光量子収率と円偏光発光特性を併せ持つ光学活性ケイ素化合物を合成した。合成はパラジウム触媒を用いる手法で行った。得られた光学活性化合物を再結晶などで精製し、光学的に純粋にした後に単結晶X線構造解析を行うことで、絶対立体配置を決定した。合成した化合物の中で特にピレン骨格を有する光学活性3級シランは円偏光発光特性glum: 0.01と単分子状態では非常に高い値を示した。DFTやTD-DFT計算からこれらの光物性挙動について考察した。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 3件、 査読あり 11件、 謝辞記載あり 6件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件) 備考 (3件)
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