研究課題/領域番号 |
15K05714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
大下 賢一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (60334471)
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研究分担者 |
長岐 滋 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (30135959)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 相変態 / 変態塑性 |
研究成果の概要 |
鋼の相変態挙動の測定精度を向上させるために冷却・負荷機構を変更し,この装置を用いて多軸応力下における変態塑性挙動を測定した.また,曲げ-引張応力を自動負荷できるように装置の改良を行い,試験片中立面の移動が変態塑性挙動に与える影響について実験的検討を行った.さらに,実験結果を基に鋼の変態塑性構成式を新たに提案した.冷却状態で板材に引張・曲げ負荷するホットプレス過程を模擬した実験結果に対して,上記構成式を用いることにより十分な精度で表現することが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鋼板を約900 ℃以上に加熱し,その後,加工と同時に金型で焼入れを行うことで高強度を得るホットプレス技術を高精度にシミュレーションするためには鋼の変態塑性挙動の予塑性ひずみ依存性を考慮した熱・弾塑性構成式の構築が欠かせない.このようにして得られた材料モデルの基づくシミュレーションにより成形不具合の予測精度が向上し,試行錯誤的なものづくりから試行錯誤レス(トライレス)への移行が促進される.
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