研究課題/領域番号 |
15K05973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 香川高等専門学校 |
研究代表者 |
太良尾 浩生 香川高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (00321498)
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研究協力者 |
伊坂 勝生
林 則行
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 電磁調理器 / 漏れ磁界 / 接触電流 / 誘導電流 / 鍋サイズ |
研究成果の概要 |
電磁界による生体影響に関して,日本だけでなく,欧米でも電磁調理器が使用されるようになり,その漏れ磁界による生体影響が懸念されている。電磁調理器からは,その原理上磁界だけでなく,電界も発生している。漏れ磁界によるヒトに対するばく露評価は国内外でも多く報告されている。しかし,電界に起因して,金属鍋に触れた際に体内へ流れ込む接触電流によるばく露評価はほとんど行われていないのが現状である。 本研究では,家庭用として利用されている種々の電磁調理器を対象に,漏れ磁界と接触電流の両者を測定した実態調査を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電磁調理器による漏れ磁界のばく露評価が行われた報告は国内外でいくつかあるが,接触電流の実態調査やそれによるばく露評価を行っている例はない。本申請ではこれらの同時ばく露を評価するものであり,学術的に特色をもっており,独創的である。総務省が5年毎に行う統計によると,都市部と地方でバラツキがあるものの電磁調理器の普及率は約20%である。また,調理者が片手で金属鍋に触れて,もう片方の手で筐体の一部にある接地帯に触れる状態になることはよくある光景である。したがって,電磁調理器からの接触電流によるばく露評価を慎重に行っておくことは重要であり,多くの利用者に関心があることから,社会的な意義がある。
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