超高強度繊維補強コンクリートにおける繊維の配向と力学特性の評価

• 研究課題/領域番号: 15K06164
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 土木材料・施工・建設マネジメント
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 内田 裕市 岐阜大学, 工学部, 教授 (20213449)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 超高強度繊維補強コンクリート / 繊維の配向 / X線CT / 曲げ特性 / 引張軟化特性 / 圧縮特性 / 繊維補強コンクリート / 曲げ破壊特性

研究成果の概要

超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の繊維の配向と機械的性質の関係を定量的に評価した。UFC曲げ供試体のひび割れ後の挙動を3点曲げ試験により評価し、X線CTにより繊維の配向を評価した。UFCの曲げ強度は、破断面の有効繊維本数と線形関係にあることがしめされた。また，引張軟化特性も有効繊維本数に異存することが示された。繊維が圧縮軸に垂直に配向した供試体は，延性的な圧縮破壊挙動を示した。

研究成果

• [雑誌論文] 超高強度繊維補強コンクリート中の繊維の配向と引張軟化曲線 (2018)
  • 著者名/発表者名: 石河義希，伊藤 穂高，内田 裕市
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 巻: 40
  • 査読あり
• [雑誌論文] Relationship between fiber orientation/distribution and post-cracking behaviour in ultra-high-performance fiber-reinforced concrete (UHPFRC) (2017)
  • 著者名/発表者名: Bo Zhou and Yuichi Uchida
  • 雑誌名: Cement and Concrete Composites 巻: 83 ページ: 66-75
  • DOI: 10.1016/j.cemconcomp.2017.07.007
  • 査読あり
• [雑誌論文] Influence of flowability, casting time and formwork geometry on fiber orientation and mechanical properties of UHPFRC (2017)
  • 著者名/発表者名: B. Zhou and Y. Uchida
  • 雑誌名: Cement and Concrete Research 巻: 95 ページ: 164-177
  • DOI: 10.1016/j.cemconres.2017.02.017
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 超高強度繊維補強コンクリートの流動性が繊維の配向に及ぼす影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 河村有紀，周波，石河義希，内田裕市
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 巻: 38
  • 査読あり
• [学会発表] 超高強度繊維補強コンクリート中の繊維の配向角度が力学挙動に及ぼす影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 石河義希，伊藤 穂高，内田 裕市
  • 学会等名: 土木学会第72回年次学術講演会
• [学会発表] 超高強度繊維補強コンクリート中の繊維の配向と曲げ破壊挙動の関係の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 河村有紀，石河義希，周波，内田裕市
  • 学会等名: 土木学会第71回年次学術講演会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（宮城県仙台市）
  • 年月日: 2016-09-07
• [学会発表] 繊維補強コンクリート中の繊維の配向に及ぼす流動性の影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 石河義希，河村有紀，周波，内田裕市
  • 学会等名: 土木学会第71回年次学術講演会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（宮城県仙台市）
  • 年月日: 2016-09-07