研究課題/領域番号 |
15K06189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
谷口 望 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (90318791)
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研究協力者 |
廣江 正明
依田 照彦
後藤 貴士
半坂 正則
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 環境適合性 / 騒音振動対策 / 粒子速度 / ポリマーセメントモルタル / 粒子速度計 / 騒音 / 振動 / 鋼橋 / 環境対策 / 制振材 / 騒音対策 / 振動対策 / 鋼鉄道橋 / 環境評価法 / 構造工学 / 騒音振動 |
研究成果の概要 |
ポリマーセメントモルタルは,耐久性,耐衝撃性に優れているとともに鋼材との付着力も強く,鋼構造物の被覆材としての活用が試みられている。また,近年は,環境適合性への配慮の観点から,鋼構造物の騒音振動が課題となっている。そこで本研究では,鋼構造物に対するポリマーセメント被覆を,騒音振動対策として考え,従来からの騒音振動対策である制振材と比較し,その効果を検証した。また,その検証にあたっては,騒音振動の伝搬を空気粒子の移動ととらえ,これを測定できる粒子速度計を用い,従来の加速度計や集音マイクとは異なる観点での検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土木鋼構造物では,鋼部材の騒音振動に配慮することが必要不可欠である。従来の対策工である制振材の課題としては,形状や寸法の決まった製品であることから鋼部材への取り付け箇所が制限される点にある。また,維持管理上,制振材を取り付けた鋼材面の塗り替えが困難になり,腐食損傷への懸念も指摘されていることに加え,制振材自身が高価であり,建設費が嵩むという問題点もある。本研究では従来評価が困難であったこの騒音振動対策について,新しい粒子速度計を用いて評価を行い,合理的な評価手法確立を目指すとともに,新しい材料であるポリマーセメントモルタルを騒音振動対策に活用する手法を提案するものである.
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