研究課題/領域番号 |
15K06317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
犬飼 利嗣 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30548326)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | フライアッシュ / スラッジ / 有効利用 / ジオポリマー / メタけい酸ナトリウム / 無水クエン酸 / ガラス繊維 / 常温養生 / 混和材 / 凝結遅延剤 / 有効活用 / 微粉砕 / 水酸化ナトリウム / 活性度 |
研究成果の概要 |
本研究では,産業廃棄物や副産物の有効利用を拡大することを目的として,セメントに替わる再生混和材の開発を試みた。その結果,セメントと同様に,場所を選ばずモルタルやコンクリートが製造できる再生混和材を開発した。 開発した再生混和材を用いたモルタルは,常温養生で40N/mm2程度の圧縮強さを発現し,セメントモルタルと同様の取扱いが可能である。また,セメントとは異なりアルカリ性が低いので,ガラス繊維を補強材として混入した補修材にも適用可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石炭灰やコンクリートスラッジなどの産業廃棄物や副産物の有効利用を拡大することは,社会的意義は大きく資源循環型社会の形成に大いに資するといえる。また,開発した再生混和材はセメントの代替になり得るもので,セメント製造時に大量に発生するCO2の削減にも寄与すると考えられる。 開発した再生混和材はセメントと同様に取り扱うことができるので,学術的意義は大きい。また,アルカリ性が低いので,ガラス繊維などを補強材として混入したセメント系建材製品や補修材にも適用でき,新たな用途への適用にも期待がもてる。
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